亜鉛と味覚
本記事をご覧頂きありがとうございます。
本日はミネラルの一つである亜鉛と味覚に関する記事になります。
亜鉛は体内で300種類以上の酵素反応に関わっているミネラルであり、様々な役割を担っていることからダイエット、筋力UP、健康面どれにおいても非常に重要なミネラルになります。
本記事では主な役割を挙げつつ、その中でも味覚の部分に焦点を当ててお話をしていきたいと思いますのでよろしければ最後までご覧くださいませ。
- 亜鉛の主な働き
亜鉛には主に以下のような働きがあります。
※これ以外にも沢山あります
- 皮膚や粘膜の生成
健康な皮膚を作ったり怪我の際の修復などで使用されます。
健康な皮膚を作る=美肌などの美容面にも関わってきますね。
また、胃の粘膜などの生成でも必要になるため不足すると胃潰瘍を起こしやすくなったりもします。 - アレルギーの抑制
アレルギー物質に過剰に反応することを防ぐ働きがあります。
①で触れた皮膚や粘膜とも関係する部分のためアレルギー自体を起こしにくくなります。 - 成長ホルモンの合成
成長ホルモンはダイエットや筋力UPにおいても必要なホルモンのため、そこにも亜鉛は必要となります。
また、成長期の時期はニキビが増えたりすることがありますがこちらも成長ホルモンや筋肉の合成に亜鉛が使用されることで一時的に欠乏状態に陥ることでニキビの増加につながっている可能性があります。 - 爪、毛髪の生成
これらは亜鉛が不足することで抜け毛が増えたり爪が弱くなってしまうなどの症状が起こります。
亜鉛自体は使い道が多い栄養であり様々な所で使用されるため、不足した時は生命機能の維持など優先順位が高いところに使用されますので逆に優先順位が低い箇所として生命機能の維持に必要ない部分に対して影響が出る可能性があります。 - 抗酸化作用
亜鉛は抗酸化作用のあるミネラルでもあり、ビタミンと協力しながら体の酸化を防いでいます。
体が酸化(酸性に傾く)と病気にもなりやすいため抗酸化の対策を行うことで病気にかかりにくくなります。 - 味覚&嗅覚の正常化
次のトピックにて詳細を深掘りしていきたいと思います。
- 亜鉛と味覚&嗅覚の関係性について
亜鉛は嗅覚、味覚にも関係しておりそれぞれが亜鉛を使用することで味や匂いといった情報を得ているためです。
疾患などで亜鉛が消費され不足してしまうことで味覚障害、嗅覚障害が起きてしまうのです。
特に味覚に関しては新型コロナウイルスの症状、後遺症として味を感じなくなるという体験をしたりテレビやSNSで情報を知った方も多いのではないでしょうか。
今となっては流行中に比べてそこまで脅威を感じることは無くなりましたが、体調不良の際に味覚や嗅覚に違和感を感じた場合は亜鉛不足を疑って食材やサプリメントで補いつつ様子を見るようにしてみましょう。
※注意
亜鉛は過剰摂取により健康を害してしまう恐れがありますので以下の量を上限として、摂りすぎには十分注意しましょう。
・成人男性
1日の推奨量→1日10mg程度
1日の上限量→1日40〜45mg程度
・成人女性
1日の推奨量→1日8mg程度
1日の上限量→1日30〜35mg程度
- 亜鉛が含まれる食材
・魚介類
牡蠣 煮干し かつお さば etc…
・肉類
牛肩ロース 牛もも 牛レバー etc…
・ナッツ類
カシューナッツ アーモンド etc…
いかがでしたでしょうか。
亜鉛のみに限った話ではありませんが、どんな栄養も摂りすぎると毒になって健康を害してしまう可能性がありますので適量に留めつつ目的に合わせて取り入れていきましょう。
本日も最後までご覧頂きありがとうございました。