体重変動とセットポイント

本記事をご覧頂きありがとうございます。
本日は体重の増加・減少に関する理論として「セットポイント」を解説していきたいと思います。
- 体重を頑張って落としたのにすぐに戻ってしまった
- 体重が少し増えた時に食事を気をつけたらすぐ減った
このような事を経験したことはありますでしょうか。
特にお食事や運動を頑張ったのに戻ってしまうのは辛い部分がありますよね。
こういった原因の中の一つに、身体に備わっているセットポイントという機能が関係している可能性があるのです。
セットポイントはあまり聞き馴染みのない単語ではありますが、体重や体型をコントロールしていくうえで非常に大切な機能となりますのでぜひ最後までご覧ください。
- セットポイントとは?
脳の視床下部という部位でコントロールされている生命維持のために最適な体重を調整する機能であり、栄養不足、ストレス、炎症、その他外部要因などで上昇してしまう可能性があります。
また、この機能が働くことによって体重が増えた時、減少した時にセットポイントとして設定されている体重に戻ろうとする働きによってホルモンの分泌が変化し、食欲が増したり栄養を吸収しやすい状態になってしまうのです。
このことからセットポイントを管理することはリバウンドを防止し、体重や体型を維持していくためにも大切な要素になります。 - どう対策するべきか?
- 時間をかけて徐々に体重を落とす
→短期大幅ダイエットは体重が落ちてもセットポイントの変動が追いつかないため - 体重を落とした後、できるだけ長期間体重を維持する
→体重をキープしている期間が長いほどその体重がセットポイントに定着しやすくなる - 栄養、休息をしっかり確保する&ストレスの管理
→各種ビタミン&ミネラル、睡眠の質&時間、ストレスの発散
いかがでしたでしょうか。
食事と運動を頑張りすぎて全力疾走してしまうと短距離走と同様に長くは続けられません。
個々のライフスタイルに合った無理せず継続していく方法を模索しながら運動やお食事を習慣に落とし込んでいくことが大切になりますのでぜひ意識してみてください。
最後までご覧頂きありがとうございました。