喫煙とダイエット

本記事をご覧頂きありがとうございます。
今回は喫煙がダイエットに及ぼす影響について解説していきたいと思います。
喫煙というと肺や健康への影響について語られることが多いかと思いますが、本日はダイエットについての記事となります。
先に結論から申し上げますと喫煙は代謝に影響を与える可能性が高いと言えます。
今回の記事では代謝に影響を与える理由と対策を中心に解説していきたいと思いますのでぜひ最後までご覧くださいませ。
- 喫煙が代謝に影響を与える理由
喫煙が代謝に影響を与える理由として最も影響が大きいものは一酸化炭素になります。
この一酸化炭素は喫煙をする過程で必ず発生し、肺に到達した後はヘモグロビンという物質と結びつくことになるのですが、元々ヘモグロビンが持っている酸素を運ぶトラックのような役割の機能が失われてしまうのです。
人間がエネルギーを生み出し活動する際、身体に備わっている以下のシステムのどれかを使用してエネルギーを作り出しています。
◎ホスファゲン機構
→重量挙げなどの一瞬で最大の力を発揮する時に主に利用される
◎解糖系機構
→100m走、10回程度の筋トレなど比較的短い時間で力を発揮する際に利用される
◎酸化機構
→ウォーキング、長距離走など長時間力を発揮する際に利用される
この3つの内ホスファゲン機構、解糖系機構は酸素を使用しなくてもエネルギーが作り出せるのに対し、酸化機構のみエネルギーを生み出すためには酸素が必要になってきます。
体脂肪の燃焼には主に酸化機構を利用してエネルギーを生み出し消費することで体脂肪の燃焼が起こるため、酸素が不足する=エネルギーが上手く作れず体脂肪の燃焼が起こりにくくなってしまうのです。
- 一酸化炭素の量を減らすには
一酸化炭素の量を減らすことができれば酸素不足になりにくく、代謝の低下を防ぎやすくなります。
一酸化炭素の量を減らすには以下のような取り組みがあります。
- 禁煙または喫煙の量・頻度の見直し
それができたら苦労しないとの声が聞こえてきそうではありますが…
また、完全に控えたとしてもストレスが溜まりやすくなってしまう可能性もあるため、できるだけストレスにならないようダイエットの計画をしっかり立ててその中で調整していくことが大切になります。
変化の起こりやすい序盤は喫煙を制限しすぎないように注意しつつ、体脂肪が落ちてくる中盤戦から徐々に頻度や量を調整していくことでストレス面のデメリットも緩和することができます。 - 加熱式タバコIQOS(アイコス)の活用
加熱式タバコの IQOS(アイコス)は通常の紙タバコに比べて一酸化炭素の発生する割合が非常に少なくなります。
ニコチンやタールなどの有害物質は含まれておりますが、一酸化炭素の観点では少ないためダイエット期間中は代用するなどの方法も一つの手段であると言えます。
いかがでしたでしょうか。
今回は肺や健康面以外の観点から喫煙及びダイエットにおけるデメリットと対策を解説させて頂きました。
一酸化炭素のデメリット以外にも喫煙はビタミンCの吸収を妨げたり、消費を増やす作用もありますので喫煙をされる方は食事やサプリメントでビタミンCを補うことも大切になります。
また、ダイエット中はストレスを溜めすぎないことも非常に重要になります。
喫煙/禁煙のバランスに気をつけながらダイエットを進めていく中で本記事が少しでもダイエットの助けになれば幸いです。
本日も最後までご覧頂きありがとうございました。