血圧を下げる栄養
本記事をご覧頂きありがとうございます。
本日は血圧を下げる効果が期待できる栄養と含まれる食材について解説していきたいと思います。
・健康診断でお医者様から高血圧で食事を改善するよう指導を受けた
・年々少しずつ血圧が上がってきている
などの高血圧に関する悩みをお持ちの方は是非ご覧ください。
- 血圧を下げる働きのある栄養と主な働き
- カリウム
〈 働き 〉
カリウムはミネラルの一種であり、様々な働きがあります。
血圧に関わる部分ですとナトリウム(塩分)の排泄を促し血圧を下げる働きがあります。
※ナトリウムは逆に血管内に水分を引き寄せて血圧を上げる働きがあります
〈 含まれる食材 〉
・バナナ
・さつまいも
・ナッツ類
・納豆 など
他にもカリウムが含まれる食材は沢山ありますが、比較的この辺りが手軽に取りやすいのではないかと思います。
〈 注意点 〉
カリウムは以下の点に気をつけて取り入れていきましょう。
・水溶性のミネラルであり煮る、茹でるなどの方法はカリウムが水に溶け出すため調理を必要としないものを選ぶ
・摂りすぎると手や指の痺れ、不整脈、倦怠感などの危険を伴う - ビタミンE
〈 働き 〉
ビタミンEは脂溶性のビタミンであり、抗酸化作用やLDLコレステロールを減らすなどの働きがあります。
血圧に関わる部分ですと、血管の血液循環を良くすることで血圧の上昇を抑える働きが期待できます。
〈 含まれる食材 〉
・アーモンド
・アボカド
・鮭
・卵
中でもアーモンドは含まれている量が多く間食でも取り入れやすいためおすすめです。
〈 注意点 〉
ビタミンEは以下の点に気をつけて取り入れていきましょう。
・過剰摂取は出血のリスクを高める可能性があるため注意する
・筋力低下、倦怠感、吐き気、下痢などの症状
サプリメントの利用などで高容量のビタミンEを摂るなどの場合も注意しましょう - マグネシウム
〈 働き 〉
マグネシウムは300種類以上の酵素の働きに関わっており、筋肉の収縮を抑制することで血管の拡張を促し血圧を下げる効果が期待できます。
〈 含まれる食材 〉
・穀物→玄米 そば 全粒粉パンなど
・大豆→納豆 豆腐など
・ナッツ類→くるみ アーモンド
穀物、豆類などに比較的多く含まれています。
また、マグネシウムは経皮吸収(肌から吸収)が可能なためエプソムソルトを入浴剤の代わりとして取り入れることで肌からも吸収が可能になります。
〈 注意点 〉
マグネシウムは以下の点に気をつけて取り入れていきましょう。
・過剰摂取は下痢や腹痛などの不調が現れる可能性がある為注意する
・腎機能が低下していると嘔吐、血圧が下がるなどの高マグネシウム血症という症状が現れる可能性がある為注意が必要です - アルギニン&シトルリン
〈 働き 〉
成長ホルモンの分泌を促進する働きや一酸化窒素を生成し血管を拡張する働きがあります。
シトルリンは体内でアルギニンに変化してアルギニン同様の効果をもたらします。
〈 含まれる食材 〉
・うなぎ
・にんにく
・スイカ
アルギニンは肉類&魚類、大豆類&ナッツ類、シトルリンはウリ科の食材に多く含まれる傾向があります。
〈 注意点 〉
アルギニン&シトルリンは以下の点に気をつけて取り入れていきましょう。
・消化器官に影響を及ぼし腹痛や下痢になる可能性がある
・血管の拡張が起こることで普段から血圧を下げるお薬を服用されている場合は血圧が下がり過ぎてしまう可能性がある
- さいごに
いかがでしたでしょうか。
血圧は栄養が全てというわけではなく、日常生活のストレスの管理や有酸素運動の実施など様々な角度からのアプローチが存在します。
まずはお身体が健康である事が大事になりますので既に病院で診察を受けていて、お薬の処方がある方はかかりつけの医師にも相談をして頂いたうえでお薬以外の部分でやった方が良いことや意識して摂る栄養、サプリメントが大丈夫かどうかを確認して頂いたうえで血圧を下げるための一つの手段として本記事をご活用頂けますと幸いです。
本日も最後までご覧頂きありがとうございました。