マグネシウムの種類と効果

本記事をご覧頂きありがとうございます。
本日は16種類あるミネラルのうちの一つであるマグネシウムについて解説していきたいと思います。
マグネシウムは数百種類以上の酵素反応に関わっており、私たちの体内で重要な役割を果たしています。
数百種類以上の酵素反応に関わっている=それだけ使い道が多い栄養であり消費されやすい栄養素になるのです。
しかし、このマグネシウムという栄養は9種類ありそれぞれ期待できる効果が異なります。
お身体の不調をGoogleなどで調べた際にマグネシウム不足が原因であった場合、症状に合わせてマグネシウムの種類を選択することで問題解決に繋がる可能性が高まりますのでぜひ最後までご覧ください。
- マグネシウムの種類と特徴
それぞれのマグネシウムの種類と特徴は以下のようになります。
- 酸化マグネシウム
・最も一般的な種類のマグネシウム
・400mg〜600mgほどの摂取で偏頭痛の予防に期待できる
・比較的吸収されにくいためマグネシウム不足の解消には不向き - 水酸化マグネシウム
・酸化マグネシウムよりも水分を集める力が強く、腸内で水分を集め便の硬さを柔くすることで排便を促す効果が期待できる
・マグネシウムの摂取と同時に水分もしっかり摂ることでより効果的に働く
・胸焼け、胃酸の過剰分泌、胃のむかつきを緩和するのにも有効 - クエン酸マグネシウム
・柑橘類に多く含まれるマグネシウムであり、腸内で吸収されやすい
・腸内に水分を徐々に引き込むことで便を柔くし、排便を促す効果が期待できる
・酸化マグネシウムがもたらす便通改善の効果に比べると効果は穏やかに現れる - 塩化マグネシウム
・塩素を含むマグネシウムであり、水に溶けやすく不足しがちなマグネシウムを補うためによく使用されている
・にがりとしてお豆腐に使用され凝固剤の役割を果たしている
・吸収されやすい傾向にあり、うつ病の治療に役立つ可能性を示唆したいくつかの研究もある - 乳酸マグネシウム
・マグネシウム欠乏の改善を目的としたサプリメントに使用される事が多い
・食品の防腐剤や香料としても使用されることがある
・吸収されやすいタイプのマグネシウムである - グリシン酸マグネシウム
・便を排泄する下剤効果を伴わずにマグネシウムのリラックス効果を得ることができる
・不眠症や睡眠の質の向上が期待でき、うつ病の治療にも有効である可能性が示唆されている
・吸収されやすいタイプのマグネシウムである - 硫酸マグネシウム
・入浴の際に利用するエプソムソルトは硫酸マグネシウムに該当する
・マグネシウムは肌からも吸収が可能なため、入浴剤がわりに利用することで身体を芯から温める効果や筋肉痛、打ち身を和らげる効果が期待できる
・便通改善の効果も期待できる - リンゴ酸マグネシウム
・マグネシウムにリンゴ酸がくっついたマグネシウムであり栄養をエネルギーに変化する際の補酵素として機能したり、リラックス効果、疲労回復などの効果が期待できる
・吸収率も良く、便秘改善などの下剤効果が少ない - L-トレオン酸マグネシウム
・吸収率も良く、脳内のマグネシウム濃度を高め記憶の保持やうつ病の改善にも効果が期待できる
いかがでしたでしょうか。
今回はマグネシウム毎の特徴を解説させて頂きましたが、記載した働き以外の効果もありますのでご安心ください。
また、マグネシウムは摂り過ぎてしまうとお腹を下してしまったり、腎臓の機能が低下していると高マグネシウム血症を起こし血圧の低下や吐き気などを起こしてしまう可能性もありますので注意が必要です。
用量を守り、病院に通院しているなどの場合は必要に応じて主治医に相談し、指示を仰いでから利用するようにしましょう。
本日も最後までご覧頂きありがとうございました。